カイトボード用語辞典
「Glossary」
あ行
アウトサイド
陸からはなれた沖のエリアのこと。一般的には、波がブレイクし始める場所より沖側を示す。
アップウィンド
アビーム(風向に直交)方向に対し、風上方向に斜めに進むこと。 最大で45度程度の角度で風上方向に進行することができる。

原理的には帆船(ヨット)と同じで、風によって風下~進行方向間にかかるカイトの力を、足下のボードで抵抗を作ることによって、風上方向に進む力に変えて風上方向に進む。

風が弱い(カイトを振らないといけない場合)とカイトの力が十分に得られずアップウインドが困難となる。

慣用的に「アップ」「アップをとる」「(風上に)上る」などという。
アンダー
カイトのサイズに対して風が弱く、十分なカイトの力が得られないこと。アンダーの反対をオーバーという。
アンフック
チキンループ又はハーネスラインをハーネスのフックにかけることなく、腕の力だけでコントロールバーを持つこと。
インサイド
陸に近いエリアのこと。一般的には、波がブレイクし始める場所より陸側を示す。
エアリアル
トリックの名称で、ジャンプすること。エアーともいわれている。
丘カイトボーダー
何も出来ないのにビーチ等でカイトボーダーのマネをする人。
オフショア
陸から海に向かって吹く風のこと。

水上でトラブル(カイトがリランチできない等)があると、沖に流されてしまい、陸に戻ることが出来ないおそれがある。そのため、カイトボードを行ってはいけない風向きとされる。

略してオフという。
オンショア
海から、陸に対して吹く風のこと。

ちょっとしたカイトの操作ミスでもビーチに突っ込む可能性があるため、気をつけないといけないコンディション。

略してオンという。
オーバー
カイトのサイズに対して風が強く、必要以上の力が得られている状態をいう。

一般的に危険な状態と考えた方がよい。カイトのサイズで迷った時は小さいカイトから上げるのが無難。
か行
カイトトリップ
他の地域や国のカイトができるポイントへ行き、カイトサーフィンすること。
カイトボード
カイトボードとは風の力で大きなカイトを上げ、それに引っ張られる力で ボードに乗り水面を走ったり飛んだり波に乗ったりするスポーツです。

カイトサーフィン、カイトサーフ、 カイトボーディングなんて呼ばれています。
カレント
潮の流れのこと。
ガスティー
風速が安定しないコンディション。強弱が激しくカイトボーダーには乗りにくい風。

風が強くなればなる程、ガスティーになりやすい。
クイックリリース
コントロールバーについている安全装置のひとつ。カイトが操作不能になった時などに、自分と、カイトを切り離すときに使います。
クロスオフショア
陸から海に対して斜めに吹く風のこと。

トラブルにあった時の事を考えると、基本的にはカイトはしないほうが良いコンディション。

略してクロスオフという。
クロスオンショア
海から陸に対し斜めに吹く風のこと。略してクロスオンという。カイトボードをするのに一番最適な風向き。
グラブ
ジャンプして、ボードを掴む技のこと。
コントロールバー
カイトの動きを操作する為のもの。4ラインバー、5ラインバー、プーリーバーなど様々なタイプがあります。

長さも色々あり、コントロールバーが長いほど、カイトの動きは早くなる。
さ行
サイドショア
陸に対し横から吹く風のこと。略してサイドという。
シフティー
風向きが変わりやすいコンディションのこと。
シーガル
夏に使用する半そで、長ズボンタイプのウエットスーツ。
シーティング
コントロールバーのフロントラインに接続され、長さを調節することができる部品のこと。シーティングを利用することで、カイトの迎角を変え、カイトの力を調節することができる。

通常シーティングを引く(短くする)と、フロントラインが短くなることで、カイトの迎角が浅くなり、結果としてカイトの力を抑えることができる。逆にシーティングを伸ばすと、カイトの力を強くすることができる。

素材としてはナイロンベルトやクラムクリートが使われることが多い。

シーティングという言葉自体は、帆船のシート(ロープ)からきたものと思われ、メーカーによってはアジャスターともいう。
ジャイブ
風下へ向かって方向転換すること。

波乗りしながらジャイブする場合は、特に「ボトムターン」「トップターン」と言う。
スプリング
夏に使用する半そで、半ズボンタイプのウエットスーツ。
スプレー
ボードに乗っていて出る水しぶきのこと。
セミドライスーツ
冬に使用する水の入りづらいウエットスーツ。完全防水タイプは「ドライスーツ」と呼ばれる。
セルフランチング
カイトを上げる際に持ってもらう人がいない場合、カイトが飛んでしまわないように、カイトの端に砂等を乗せ一人でカイトを上げること。
セルフランディング
カイトを降ろす際に持ってもらう人がいない場合、一人でカイトを降ろすこと。
セルフレスキュー
乗っていて道具のトラブルや、風の強弱で乗ることが不可能になった際に、自分の力で沖からビーチに戻ること。
た行
ダウンウィンド
風下に下りながら乗ること。
ダンパー
波が盛り上がった後、すぐに崩れる状態。大きなトラブルになるケースが多いので自信がない人は海に出ないように。
ツインチップ
カイトボードの一種。左右対称の形をして、両方向に同じように進める。一番メジャーな種類。
ディレクショナル
カイトボードの一種。左右非対称の形をして、ツインチップのような薄い板の構造を持ち片方向に進みやすい構造。

サーフボードもディレクショナルの一種であるが、一般的には「サーフボード、カイト用サーフボード」と呼ばれる。
トゥーサイド
つま先がボードのエッジ側になる乗り方。ディレクショナルボード、サーフボードで使用することが多い。
な行
波のサイズ表現
波の高さを表現するのに人の部位を用いる。見方によってまちまちなので、その場の雰囲気で表現する程度。

欧米では、波の裏(沖)から見たサイズを指すが、日本では、ビーチ側から見たサイズをあらわす。

くるぶし(ほとんどフラット)
すね
ひざ
もも





頭半
ダブル(身長の倍)
は行
ハングタイム
ジャンプトリック中の滞空時間のこと。
ハーネス
カイトのパワーを腕だけでは無く、体で支える為のもの。

カイト用のハーネスには背中部分にハンドルが付いています。カイトの上げ下ろし時のサポート、足のつかない所でトラブルにあっている人を引っ張ってきたりする際にも役立ちます。
ヒールサイド
かかとでボードにエッジをかける乗り方。一般的な乗り方。
ボディードラッグ
カイトの力だけで引っ張られる事。カイト初めたてに水に入り最初にやる練習。
ま行
マリンブーツ
足・足裏などを寒さ・切り傷から保護する為の水中用のゴム製の靴。
ら行
ライン
カイトとコントロールバーを結ぶ線。通常、25m前後。

カイトサイズが小さくなると短めにする場合が多い。オーバーで乗る機会が多い人は、こまめに長さや状態を確認したほうが良い。
ラムエアーカイト
エアーバテンを持たず、リーディングエッジから取り入れた空気(ラムエア)と多数のブライダル・ラインによって、形状を保持するタイプのカイト。

パラグライダーとよく似た形状をしていることからしばしばパラグライダーメーカーが製造・販売を行っている。

骨組みとなるエアーバテンがないため、壊れにくくコンパクトというメリットがある。 一般的には、練習用や陸上用(カイトバギー・スノーカイト等)としてよく使用される。
ランチング
カイトを上げること。
ランディング
カイトを下ろすこと。
リランチ
カイトを落としたときに、もう一度カイトを上げること。
リーシュ
「リーシュコード」が正式名称。カイト用を「カイトリーシュ」、ボード用を「ボードリーシュ」と言う。

一般的に、バンジーラインをハーネスにつないでカイトまたはボードと離れ離れにならなくするもの。
リーディングエッジ
カイトの一番前にある、一番太いチューブの部分。
わ行
ウォータースタート
ボードを履いた状態で滑り出すこと。
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